望月の蠱惑

enchantMOONに魅了されたので、先人の功績を辿って、自分も月へ到達したい。

振り返らずに進む者を見送った後は振り返ることしかできない ――カントリーガールズさんのこと

はじめに

予感していた。だが現実に期日を示された時、その予感は衝撃を和らげる役には立たなかった。そして、その上さらに予想外のお知らせまでもが加わり、ただ茫然とするよりほかなかった。

カントリー・ガールズ 活動休止のお知らせ

いつもハロー!プロジェクト及びカントリー・ガールズを応援していただきありがとうございます。
カントリー・ガールズですが、
12月26日 LINE CUBE SHIBUYAでのコンサートをもって、活動を休止、
メンバー4人はカントリー・ガールズを卒業いたします。

カントリー・ガールズは2014年、カントリー娘。里田まいをスーパーバイザーに迎え結成されました。
2017年夏からは、ハロー!プロジェクトが20周年を迎えることもあり、日々の活動をより精力的に行うため、
森戸知沙希梁川奈々美船木結は、
ハロー!プロジェクトの他のグループとカントリー・ガールズの活動を兼任し、
山木梨沙、小関舞に関しては「学業との両立」のため、他のグループを兼任しての活動は困難な状況と判断し、
学校の放課後や休日、長期休暇中での稼働をメインに活動してきました。
 
今年になって、メンバーから、今後の活動について相談したいと話がありました。
 
山木は芸能活動に区切りをつけ、就職して新しい道を進みたい
小関は大学の進学を目指しつつ、個人での芸能活動にチャレンジしたい
船木はハロー!プロジェクトから離れたところに自分の身を置き、
ダンスを中心に学びながら自分の力を試したい
と、それぞれ将来についての話でした。
3人の次の目標に進む意志が固いことが確認できたので、新しい道に送り出すことを決めました。
 
山木はハロー!プロジェクト、カレッジ・コスモスも卒業し、芸能活動は引退、
小関はハロー!プロジェクトも卒業、芸能活動を継続、
船木は2020年3月をもってハロー!プロジェクトアンジュルムを卒業、以降芸能活動を休止いたします。
森戸は引き続きモーニング娘。のメンバーとして活動していきます。
 
カントリー・ガールズとしての今後ですが、メンバーを一新し再始動することを考えています。


これまでカントリー・ガールズを応援していただいたすべての皆様に心から感謝いたします。
今後も引き続き応援いただきますよう、お願いいたします。
 
 
2019年10月18日
株式会社アップフロントプロモーション
代表取締役社長 西口猛
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スーパーバイザー 里田まいからのメッセージ
 
カントリー・ガールズのメンバーには、カントリー娘。時代からの楽曲を引き継いで歌ってもらい、
その名前を大切に守り、活動してくれたことへの感謝の気持ちでいっぱいです。
 
まだ若い彼女たちが、自分自身でそれぞれ新たな道を選び、進んでいく決断をした事を、
私は素晴らしいと思うし、絶対に応援したいと思います。
 
ファンの皆様、
今いるメンバー、
そして既に卒業し、新たな道で頑張っているメンバー、
携わる全ての皆様に心から感謝いたします。
 
本当に、ありがとうございました!
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
山木梨沙からのメッセージ
 
いつもカントリー・ガールズを応援してくださってありがとうございます。
皆さんにご報告があります。
 
カントリー・ガールズは、12月26日 LINE CUBE SHIBUYAでのコンサートをもって、活動を休止いたします。
そして私は、ハロー!プロジェクト及びカントリー・ガールズ、カレッジ・コスモスを卒業、
また、芸能界を引退いたします。
 
約2年前から私の中で漠然と「卒業」と言う言葉が浮かび始めていました。
 
たくさんの先輩や仲間たちが卒業したこと、
自分を取り巻く環境が変わったこと、
そして20歳を過ぎ、「大人」として見られる機会が増えたことで、
より将来について深く考えるようになりました。
 
芸能界に入りたかったわけでも
アイドルになりたかったわけでもなく
ハロー!プロジェクトに入りたかった私にとって、
ハロー!プロジェクトを卒業することは、この世界を卒業することと同義でした。
 
そこでこの気持ちをカントリー・ガールズのメンバーに話したときには、
みんなも違う将来を見つめていました。
 
メンバー間でも何度も話し合い、
そしてそれぞれが会社の方とお話しして、
カントリー・ガールズの時を一度止めることにしました。
 
カントリー・ガールズとともに過ごした5年間は、私の中で本当に大きな財産です。
数え切れないほどの思い出ができました。
メンバーとなら何でもできたし、
メンバーとしか出来ないこともありました。
 
言葉に表せないほど、カントリー・ガールズを愛しています。
 
直前の発表となってしまいましたが、
メンバーで何度も話し合って決めたこと、
そしてそれぞれの夢や目標のための第一歩ということが伝われば嬉しいです。
 
これからは新たな世界で、
より人間力を高め
人として愛されるような
愛のある人間になっていきたいです。
 
残された時間は約2ヶ月と短くはありますが、それまで全力で4人で駆け抜けていきたいと思います。
最後まで、カントリー・ガールズ、カレッジ・コスモス、そして山木梨沙の応援をよろしくお願いします。
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
森戸知沙希からのメッセージ
 
いつも応援してくださっている皆様へご報告があります。
 
12月26日 LINE CUBE SHIBUYAでのコンサートをもちましてカントリー・ガールズは活動を休止いたします。
 
突然の発表で混乱させてしまいすみません。
 
カントリー・ガールズは先輩、同期そして今年の春には後輩の卒業など、、、たくさんの事があり、
私自身も色々な感情があり、応援してくださっている皆様にも様々な感情を抱かせてしまったけれど、
それでも大好きなグループなので、ここまでメンバー同士支え合いやってきました。
 
もうすぐ5周年を迎えることができるのも、イベントやコンサートなど、
いつも待ってくださる皆様がいるおかげです。
 
本当にありがとうございます。
 
カントリー・ガールズとしての残された時間は僅かですが、
最後まで皆様と素敵な時間を過ごしたいと思っています。
そしてメンバーそれぞれの新たな道を応援してくださると嬉しいです。
 
これからもカントリー・ガールズモーニング娘。'19、森戸知沙希の応援をよろしくお願い致します。
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
小関舞からのメッセージ
 
いつも応援して頂きありがとうございます。
 
カントリー・ガールズは12月26日のコンサートをもちまして活動を休止致します。
 
そして12月26日をもちまして小関舞はカントリー・ガールズ及びハロー!プロジェクトを卒業します。
 
約2年前からグループは新体制になりました。その頃から自分の将来について考えることが多くなり、
その中でグループを卒業し個人の夢に向かっていきたいという気持ちが大きくなりました。
このことをメンバーに相談したところ、他のメンバーもそれぞれの夢について考えている事がわかり
会社の方とも何度も話し合いをし、グループの活動を休止するという結論に至りました。
 
ここまで、たくさんの時間がかかったし、いろんな考えが頭を巡りました。
卒業を決意し、夢に向かうと決意した時、どんな時でも自分が選択した道と
これから向かう道を信じるしかないのだと思いました。
 
大学に進学する為高校での学業も自分なりに努力してきました。
今後は大学進学も目指しつつ個人で芸能活動をしていきたいと思っています。
 
誰にもわからない未来だし将来が約束されているわけではありません。
それでも自分自身が、こうなりたいという気持ちを、信じ悩み考えた結果です。
 
突然の発表になり驚かせてしまったと思います。すみません。
 
夢に向かうという前向きな気持ちを応援して頂けたら嬉しいです。
 
コンサートまで約2ヶ月ほどですが引き続きカントリー・ガールズ、小関舞の応援よろしくお願いします。
 
 
小関舞
 
 
 
 
 
 
 
 
 
船木結からのメッセージ
 
いつも応援していただきありがとうございます。
 
カントリー・ガールズは12月26日 LINE CUBE SHIBUYAでのコンサートをもって活動休止となります。
 
そして私、船木結は来年の3月をもちまして、アンジュルム及びハロー!プロジェクトを卒業致します。
 
直前の発表となり、私達そして私の決断に
皆さまの気持ちを動かしてしまっていること
本当に申し訳ございません。
 
この決断に至るまでに色んな想いが絡み合い
繋がっているようで非常に断片的で
その気持ちの変化につきましては
上手くまとまるか自信はありませんが
詳しくはブログにてお話したいと思います。
 
小さい頃から表現をすることに対して無意識に興味を持っていた私。
 
これまでハロー!プロジェクトでの活動を通して自分の気持ちを最も左右したダンスを、
さらに突き詰めていきたいと現段階では考えています。
 
自分が想像しているよりも大きくて広い世界を、ダンスを通して見ていきたいという気持ちもあり
ハロー!プロジェクトという環境から離れ、芸能界からも一旦区切りを付け、
いつか表現することを自分の強みとして活かせる職業に就く事を目指しています。
 
限られた時間の中で
自分にとってかけがえのない存在である両グループの活動を精一杯頑張りますので、
引き続きカントリー・ガールズ、アンジュルム
そして船木結の応援をよろしくお願い致します。
 
 

困難しかなかったカントリーガールズの処遇

嗣永桃子さんのPM就任時点では、このようなシナリオは用意されていなかったと思いたい。変ったのはやはり、彼女の卒業発表後からなのだろう。彼女への面当てそのものの2017年新体制による兼任発表。

 

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振り返っても事態は変わらない。ただ、彼女たちへのこのような仕打ちを決定したことには、恨みが残る。

そして、梁川さんが去り、船木さんの体調やメンタルが心配され、学業優先だった山木さんがカレッジコスモス兼任や個人で精力的な外仕事をするなか、小関さんはポツンと寂しそうだった。

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カントリーガールズのラジオも、山木さんと小関さん二人のことが増えて、活動もひなフェスとハロコンのみ。

しかし、減ってしまった四人での活動のなか、ひなフェスとハロコンでのアベンジャーズ的存在感。圧倒的な歌の世界観。アイドルのなかのアイドル路線。は他のハロメンに多大なる影響を与えていたと思いました。

 

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話し合ってみんなで決めた休止とは

 兼任制になってしまってから、カントリーガールズという場所は5人共通の夢をのせられる船ではなくなってしまったのだと、みんなが感じたのだと思いました。事務所的にそういう扱いを露骨にされていたのだと感じます。ならば、カントリーガールズという場を見限って、それぞれがそれぞれで未来を切り開く方向へ舵を切るしかなかったのだと。彼女達に、なんと残酷なことを強いたものか、と思いました。

 そして活動休止、という言葉は、もはやこの場に残らない4人にとっては全く意味のないことです。それを活動休止と言わせるような事務所なのだと感じました。

 窓際に追いやられて、それでも「広い景色」を目指して与えらえた仕事を懸命にこなしていた彼女らの真面目さが、不憫です。

「もう、ここにいても夢はかなわない」

 やりきって解散。という結末をも彼女たちから奪わなければならなかった意味が分かりません。

 彼女達それぞれが未来に希望をもってむかっていく、というのは素晴らしいことです。応援する術があるなら、応援していきたいと思います。

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想うこと

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 カントリーガールズへの想い、ハロプロという集団におけるカントリーガールズの位置と意味について。羽賀さんのブログに書かれている内容に全面的に賛同します。12期オーデ組(研修生20期)の絆も胸が熱くなります。

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 山木さんと石田さんという組み合わせ。これから、というところでとても残念です。石田さんの心痛を察するに余りあるものがあります。

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 船木さん。つらかったのだろうなと感じました。思えば人見知り5人という奇跡の組み合わせだったカントリーガールズで培ってきた絆は、何にも勝るものだったのだと思います。船木さんの卒業は、梁川さんのときと重なってしかたがありません。やはり、ホームはカントリー。

 

mochizuki.hatenablog.jp

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中西さんは自身の卒業を控えて、微妙な感じになっているのかもしれません。中西さんもみんなからいじられる大阪キャラで、怪我での離脱期間があって(船木さんも声帯結節の手術で休養と歌えない期間があって)、卒業を決めるという似たところがありましたね。中西さんにも、言いたくて言えないことがたくさんありそうだなと感じます。アンジュルムの卒業ラッシュは、年齢的な理由がほとんどとはいえ、後を託されるメンバーにはきついことだろうと思います。

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稲葉さんにはまた、別の想いがある。それはやはりそうなのだろうなと思いました。卒業、復帰の経緯の中で、このように彼女が心情を吐露することは珍しいと思いました。稲葉さんにとっては、カントリーガールズという場は安息地ではなかったのかもしれませんが、大事な場所だったのだということが伝わるブログだと思いました。

おわりに

 里田さんがいる限り、カントリーガールズの旗印は不滅。なのでしょうね。嗣永さんは引退してしまいましたし。カントリー娘。時代から、本当になぜこのグループはこれほど悲劇的なのだろうと、あらためて感じています。呪われたグループ。とさえ思うことがあります。

 カントリーガールズが、カントリー娘。ではなかったように、活動再開したときのカントリーガールズもまた、あの五人のカントリーガールズではありません。怨みに思うのは、私たちが5人のカントリーガールズの活躍を見る機会を、事務所に徹底的に削られてしまったことです。もっと見たかった。そして卒業解散コンサートとして、大きなステージで見送りたかった。

12月にアルバムが発売で、コンサートも予定されています。惜しみない声援と拍手と感謝とで、送りたいと思います。

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