望月の蠱惑

enchantMOONに魅了されたので、先人の功績を辿って、自分も月へ到達したい。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ノナカノナカノノナカ ――野中美希さんは野中美希さんの夢を見るか

はじめに 野中さんのことは、たくさんの方が書かれていて、心配していらっしゃる方も少なからずいらっしゃいます。私もその一人です。9月14日のブログから、これまでになかったほど更新が停止し、22日の「ツアースタート」の更新の後には、はっきりと変…

『光について』ロバート・グロステスト ―コーラとしての〈穹天〉

はじめに 『磁力と重力の発見 1』を読んでいて、タイトルの著作が気にかかった。そこで借りてきた。 キリスト教神秘主義著作集3 サン・ヴィクトル派とその周辺 須藤和夫 他 訳教文館 2001.4.10初版 ここに『光について』『色について』「虹につい…

『磁力と重力の発見1 古代・中世』メモ 霊性・生命・機械→「神」→科学

はじめに なぜ真如は物質(存在)となるのか? を考える上で「光」と「重力」とは一体のものだと思う。そこで、『磁力と重力の発見』全三巻を読むことにした。 山本義隆著 2010.4.30第15刷 みすず書房 今回その第一巻を読み終えたので、印象深い部分をメモし…

寺山修司さんの短歌と俳句

はじめに 俳句に関しては俳論的なものを読んだり考えたりしているが、短歌についてはあまり深くは考えず「文」の延長で書いている。五・七・五・七・七 の三十一文字は、心情を吐露し、物語を作るのに適した形式だと思われる。 これは私が好きな短歌作家が、…