はじめに
2018/03/27 NEWS
モーニング娘。'18 尾形春水の卒業に関するお知らせいつもハロー！プロジェクト及びモーニング娘。'18を応援していただきありがとうございます。
モーニング娘。'18の尾形春水ですが、今春のコンサートツアー「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2018春～We are MORNING MUSUME。～」をもってモーニング娘。'18及びハロー！プロジェクトを卒業することになりました。
尾形は加入当初より大学進学を希望しており、高校3年生の2017年に4年制の大学を受験しましたが、合格することは叶いませんでした。
それから1年、活動しながら受験勉強を続け、今年は4年制大学・短期大学を受験しました。
3月の中旬に受験校の合否が出て、結果短大に進むことが決まりました。そこで改めて今後の活動について本人と親を交え、話したところ、短大2年間のカリキュラムだと平日は朝から夕方まで授業があり、活動との両立が困難であること、そして短大での勉強を通して学びたい学問を定めていき、短大の課程を修了後、4年制大学へ編入したいという彼女の強い意志を確認しました。
尾形の将来も見据えて、卒業という結論に至りました。
彼女の決断が良きものになるよう、送り出したいと思います。
活動のラストはコンサートツアーの最終となる6月19日・20日の日本武道館公演となります。なお、6月1日から始まる『演劇女子部「ファラオの墓～蛇王・スネフェル」』には出演いたしません。
急な報告となりましたが、大学合格という喜ばしい結果からの卒業発表であることをご理解いただければと思います。
引き続き、尾形春水、そしてモーニング娘。'18の応援をよろしくお願いいたします。
2018年3月27日
株式会社アップフロントプロモーション
代表取締役 西口猛
思い出すことなど
卒業報告を読んで、すこし尾形さんの昔のブログやインタビューを拾っていました。オーデションから合格発表。先だっての、ハロステでの、羽賀さんと共に受けた屈辱的な特訓のこと。
生田さんや、佐藤さんが、尾形さんを盛り立てようとしていたことや、
ＤＶＤマガジンなどでの、野中さんとのコンビ（はーちぇる）の安定感。
１３期加入による、加賀さんとの関係や、
１４期森戸さんとの親密な交流。
ここ１年における、羽賀さん、牧野さんを中心とした１２期の絆キャンペーン。
飯窪さんをいじったり、ＡＡＡの活動だったり、ハロモバの広報活動だったり。
ＤＶＤマガジンでの、綱引きの女神っぷりや、「なるほど、そういうこっちゃ」や「ネイティブじゃないけど」といった言葉は、記憶に深く刻まれています。
将来的には、「尾形リーダー」体制だって、想像できました。
ですが、尾形さんに、そのモチベーションはありませんでした。今回の卒業発表は尾形さんの挑戦ではなく、遁走だったのだと私は思っています。
ずっと疑問だったこと
尾形春水卒業のお知らせ。というタイトルを公式ＨＰでみたとき、まず思ったのは、「尾形さんは、結局どうしてモーニング娘。に入ったんだろう？」ということでした。
それは、「続・１１人いる 東の地平・西の永遠」の舞台の感想を書いたときから、頭を離れることのなかった疑問でした。 mochizuki.hatenablog.jp
このブログに私は、「彼女はスケートと一緒に何かを諦めてしまったのではないか？」と、そんな不躾な感想を書いたと記憶しています。
もともと、尾形さんは自他ともに認める「めんどくさがり」で「飽きっぽい」性格なのだそうです。小説も漫画も途中で投げ出してしまうし、掃除もしない。
尾形はねー！
本当にめんどくさがり屋さん！！
でもそんなめんどくさがりの子が
勉強が大好きなんだよ！！！！
｢今まで一つの事に没頭出来なかったのに初めてモーニング娘。の活動に一生懸命になれたんです！｣と嬉々と伝えて来てくれた時を凄く覚えています
（中略）
尾形がこれからの目指す道を
一生懸命没頭する尾形を…応援したいと思いました
９年間続けたフィギュアスケートに飽きた後（自分の力ではオリンピックには届かないと知って）、新しい習い事として見出したのがモーニング娘。だったのではないか。というのは、短絡的すぎるでしょうか。
ずっと続けていたフィギュアスケートを辞めて高校生になって、
何か新しいことを始めようと思ってオーディションを受けました。
「BOMB」 2015年1月号 モーニング娘。'14 12期メンバー集合！！
陸上部は（オーデション合格のため）半年でやめてしまった尾形さんでしたが、モーニング娘。は３年９ケ月。よく耐えたと思います。（そしてここでも、自分の力で到達できる位置がわかってしまったのではないでしょうか）
昨年大学に合格していれば、その春のコンサートもって、工藤さんの前に、卒業していたのかもしれません。いや、あくまでも進学を希望していたのであれば、受験に失敗していたとしても、「大学進学のため」という理由で、卒業するべきではなかったかと、思います。尾形さんにとって、この１年の意味はなんだったのでしょう？
エイエイ・オガタァ～～
今回、尾形さんの卒業についてブログで触れているメンバーはみな、「一生懸命に受験勉強をしている姿を知っていた」と書いています。
大学の受験でいつも勉強してるのを見てました。
面接の格好のまま仕事に来た時も、すごいなって思いました。
これは尾形さんの人生の選択なのですから、周りが口をだすべきことではなかったのかもしれません。ですが、今回の尾形さんの態度について、例えば小田さくらさんは、ブログで触れていません。そして、先日行われた「さくらのしらべ７」では、こんな発言があったそうです。
さくらのしらべ７
ぶっちゃけモーニングの活動してたら趣味とか好きなことなんてできないんです。だから映画観たりマンガ読んでる人は寝る時間削ってやっててすごいなと思います。私は、何て言うか、歌も踊りも好きでやってるので「モーニング娘。が趣味」です。
— HM (@hp10300707)
自分の進む道を決める。それは大事なことです。ですが、モーニング娘。という場所は「なんとなくどっちつかず」でいられるほど簡単なところではなかったと思います。尾形春水さんに「覚悟」はあったでしょうか……
昨日の「ヤンタン」での様子を掲示板などで知りました。
「四年制大学に受かっていたらモーニング娘。を続ける。短大しか受からなかったから卒業する。でも、事務所に籍は残るので、将来芸能の仕事をするかもしれない」
というような話を、明るくしていたらしいです。
「賢く」生きる。尾形春水さんの行き方に、100％共感しエールを送ることは、わたしにはできそうもありません。
『それから』
彼女は、モーニング娘。を、ずっと「場違い」だと感じていたのだと思います。ここは自分のいる場所ではないと、感じ続けていたのだと思います。そして、そのような彼女の感じ方は、小学校の頃からずっと継続しているのだと思います。
自分にぴったりの場所が、どこかにあるのではないか。
インスピレーションのコーナー企画で、羽賀さんがメンバーのポエムを読むというのがありました。尾形さんのポエムは、このことを詩っていました。
小学生の自分「幼稚園の頃は楽しかった」
中学生の自分「小学生の頃は楽しかった」
高校生の自分「中学生の頃は楽しかった」
今の自分「高校生の頃は楽しかった」当たり前をおろそかにして 前よりも過去よりも今に この瞬間に 感謝できないと
自分にとって当たり前と思っている生活 人 モノも
失う時が来てしまうはず
そして わたしは きっとまた 今を羨むんだ
あの時は楽しかったって（2017.5.13 大阪)
モーニング娘。は尾形さんにとっては、とても厳しい場所だったのだと思います。2017年。この年、尾形さんは大学受験に失敗していたと、報告には書いてありました。そして、そのセンター試験当日にアップされたブログです。
2017-01-14 22:35:57
東海＼(^^)／尾形春水親友が車の免許とる～大学の学部が～みたいな話をしてて、なんだか寂しくなりました、、
東京来て2年ちょいたったけど
とりあえず毎日必死に過ごしてて、
次の日のこと考えるので精一杯で
締め切りまでに書き物出して?
リハーサルまでにダンスとか覚えてる毎日
自分の将来についてとか考える暇がなくって
何もわからないです！
でもこのままじゃだめって事だけわかってます！！
ばたんきゅー＼(^^)／
※そんな尾形さんに反応したかのような、佐藤さんのブログ
2017-05-19 23:07:57テーマ：佐藤優樹
ぉがたぁに いま聞いて欲しい曲があるんですぉがたぁ見てる
まさきのブログ見てえ＼(^-^)／んで
聞いてホシィ曲はモーニング娘。'14の笑顔の君は太陽さを今のぉがたぁに聞いてほしぃデス
まさきが今のぉがたぁと同じよーな感じの時
必ずこの曲を聞くょまさきはつんく♂さんが
仮歌で歌って下さっていた時のを聞くょ
理由は…
なぜかわからないけど…
つんくさんの声が良く
てか
ものすごく心臓に響きます…この曲が
発売された時のインタビューで
あゅみんかなぁ
誰かが鈴木香音さんみたい
って言っていてそれを思い出した時
ぃまはぉがたぁみたいだなぁーって
思った
とくに…
笑顔が凄く素直ぃまの
ぉがたぁに歌詞を聞きながら聞いてほしぃって思いました
これ…
メールとか会った時に言えよって思うょね
でも…
まさきも人間だから…
こーゆう本当に伝えたいことって
なぜかわからないけど…
伝えにくいから
今日この日記をかりました。P.S
元モーニング娘。'16
9期メンバーさん
ズッキーニさんこと【鈴木香音さん】
笑顔の連鎖って言葉を発信させて
そのまま笑顔でいたズッキーニさんモーニング娘。'17
10期メンバー
あゆみんこと【石田亜佑美chan】
ダンスや髪の毛が茶色い
とっても
元気にしゃべる時もあれば
とても
低くしゃべる時もある
子デス12期メンバー
ぉがたぁこと【尾形春水】
笑顔が子供みたいで
とってもツッコミが上手くて
メンバーいわくボソって言うツッコミが
凄いらしぃww
最近の尾形さんは、体型も安定し、サイコパス的な様相（本番中に、パーカーのフードで牧野さんの首を絞めたり）も出てきていませんでした。表情も明るくなったし、率先してカメラの前にでてきて話すことも増えていたと思います。
加賀さんや、森戸さんのお陰で、ようやくモーニング娘。が自分居場所になってきたのかなと思っていました。しかし、それも尾形さんのカムフラージュの一つだったのだろうと、今は思います。楽に生きるための……
「賢い」にはよい意味も悪い意味もあります。尾形さんの賢さは、たとえば、夏目漱石の『それから』の「長井大助」の賢さに通じるところがあります。
自分から何かを為すのはめんどくさい。「今」に物足りなさを感じながら、自分ではどうしようもないと考えて、「状況」に、どんどん追い詰められていることもニヒリズムで誤魔化して、事なかれ主義を貫きながら、「つまらない」と日々をすごす。
モーニング娘。の尾形さんの姿は、つまらなさの原因を自分ではどうしようもないところに置いたニヒリズムの仮面であり、そのための白さであり、そのための薄さであり、そのための軽さだったのだと思います。
「焦る・焦る」
そのような生き方は、定期的に爆発します。不安でたまらなくなるはずです。「将来」というものを想定できない人生です。その時縋ることができるものは、「技能」「学歴」「金銭」そして「友人？」しかし、尾形さんが、猫をかぶらずに仮面を外して、馬鹿ができる相手は、話に出てくる、高校１年生まで一緒だった友人だけなのかもしれません。
今回、尾形さんは、とりあえず（芸能活動をキープしつつ）「学歴」に逃げました。
勉強ができて容姿端麗で、他人からすればまず欠点がなさそうな人ほど、自らに大きなコンプレックスを抱き、その反動で「自分は他人とは違う何かがあるんだ。」という自意識が強い場合が多いとわたしは思います。
フィギュアスケートができるというのは、外からみればものすごいことですが、日本代表にせまるほどの成績は残せませんでした。
彼女はスケート界を離れて、その経歴と技能が「すごいね」と言われるところにきました。ですが、ただの女子高校生（名門校のようですが）であるだけでは、彼女のプライドは保たれませんでした。だから、「高校に入って新しい（優越感を得られる）こと」を求めて、彼女はオーデションを受けたのだと思います。
そして、合格してしまう。
ドナルド・トランプさんが大統領に当選してしまったことくらい、困惑したのではないかと、わたしは思います。うれしさよりも、「どーしよ」という感覚。さすがに、遊び半分で勤まる世界ではないということは彼女にもわかったでしょう。
そこから、モーニング娘。であることに没頭できたなら、尾形さんは幸せだったのかもしれません。ですが、芸能人は自己をそのまま出せる場ではありません。常に人目がある窮屈な世界です。レッスン。駄目出し。大所帯であるがゆえの確執。スキルの圧倒的な差。尾形さんからやる気が失われていく要因は揃っていたでしょう。
スケートが９年間続いたのは、子供だったからです。
親の言うこと、コーチの言うことに逆らうだけの自我がなかったからです。
反抗期を経て、自我が強くなれば、親の言うことなんて聞きません。面倒なことはしなくなります。モーニング娘。の現場の厳しさも、慣れてしまえば受け流せる。
「無い袖は触れないし」そんな風に、尾形さんは、クラブ活動ができればよかったのでしょう。元モーニング娘の経歴をもつ大学のナンパ系のサークルのお姫様？
しかし、尾形さんのかしこさは、そんな薄っぺらさに満足することなどできません。
尾形春水さんが、尾形春水さんであることを受け入れ、そして尾形春水さんであることを忘れてコミットしたい何かを、見つけられることを、願うばかりです。
ブログにアップされる画像加工の技術はファンのうちで定評があります。この作業をしている尾形さんの姿を動画で見たいと私は思っています。多分、尾形さんが没頭している表情が見られると思うから。
やりたいことが見つからなければ、尾形さんは、ずっと、ずっと、諦めと焦りの繰り返しを生きることになるでしょう。
AVに出演する姿も、やりて社長の姿も、吉本新喜劇や欽ちゃん劇団の女優、キャバクラ嬢のナンバーワンの姿も、小さな町工場の経理担当の姿も、ＮＨＫのアナウンサーの姿も、映像加工会社でキーボードを叩く姿も、どんな場所にも、尾形春水さんの姿は違和感無くはまります。
ただ、彼女が何をしたいのかだけがわかりません。
アンジュルム 和田彩花オフィシャルブログ「あや著」Powered by Ameba -4ページ目
尾形春水ちゃんの卒業が発表されました。大学進学も諦めきれなかったという彼女の選択を応援したいと思います。私は、仕事と両立という形で大学4年間過ごしました。美術が大好きだという気持ちで乗り越えたところが大きいです。何が正しいなんて在り方はないと思いますので、はるなちゃんが勉学に専念したいという気持ちで卒業を決めたその強さを大切にしてほしいなと思います。具体的に何を学ぶかはわかりませんが、学ぶことって本当に素晴らしいことだと自分自身強く思いましたし、今でも実感します。ハロー！プロジェクトでの学びは残り少ない時間となりますが、大学生活の中でこれからのはるなちゃんの人生を豊かにする学びが多く訪れますように。
さいごに
尾形春水さんのことを勝手に決め付けて、言いがかりをつけて、ひどいことを書きました。あくまでもこれは私の感想です。彼女を知るだれもが、それぞれの思いを抱くことでしょう。
ただ、自分で自分が何がしたいのかをわからない人生はつらいです。それだけは、確かなことです。
尾形さんには、それが見つかりますことを祈っています。
