望月の蠱惑

enchantMOONに魅了されたので、先人の功績を辿って、自分も月へ到達したい。

仲良き事を慈しむ感情 ―枢木あおいさんと松本いちかさん

注意)今回のブログは成人向け映像作品に言及したものであり、関連リンクも貼っておりますことを、予めお断りしておきます。

はじめに

とても気になっているAV女優さんがいらっしゃいました。素人モノの企画作品(MM号)で、男優さんとの会話や表情などがとても素敵だったので、ずっと気になっていたのですが、それが枢木あおいさんだとわたしが知ったのは最近のことでした。

そして同じく気になっていたAV女優さんである松本いちかさんとの、限りなくドキュメンタリーに近い作品があることを知り、先日ようやく見ることが出来、そこで話題に上がっていた他の出演作品2本と合わせてみた結果、ブログに残しておきたくなりました。

例によって、このブログは作品レビューでも、作品論でも、女優さん論でもありません。これらの作品を通して、わたしの何が変化し、もしくは何に気づいたのかを考えるものです。

世のなかの全ては作品として鑑賞することができます。鑑賞者は自らの価値観によってそれを判断し、時にはその判断基準を揺るがされることで、自分の中に作品の爪痕を刻んでいきます。それはトラウマにもなり感動にもなるのだと思います。

もちろん、わたしがブログに取り上げる爪痕は「感動」に類するものばかりです。

それでは枢木あおいさんと松本いちかさんの出演している、わたしの中の「軸」となった作品から始めます。

私たちは最強だょ?ずっと夢の中。

dasdas.jp

発売日: 2022-10-21
女優:枢木あおい、松本いちか
メーカー: ダスッ!
監督: さもあり
品番:DASS076
レーベル: ダスッ!
収録時間:190分

 

枢木さん運転の自動車に松本さんが乗車してくるところから始まる作品。この作品にはスタッフの方は一切映らず、ほんのわずか、監督のさもありさんと電話で話す場面があるだけの、プライベートドキュメンタリー風な作品でした。池袋のサンシャイン水族館デートのあと、ホテルの部屋へ入りお互いにじゃれあったり、ダル絡みしたり、SになりMになりしながら、過去作品へのオマージュと思われる行為を再現したりしながら、お互いに互いの、ファンが望む姿、素に近い姿、見たことのない様子、などを惜しげなくおさめている作品です。

わたしは、松本いちかさんの、とりわけ口調がとても好きなのですが、他作品では比較的Sな部分が多い中で、枢木さんをイジッったあとの反撃にあう際の弱きになるところなどが、改めて好きだなと思いました。

また、枢木さんの包容力や、対応力。なによりも相手に対する気配りや思いやりの広さと深さに、ますます彼女が好きになりました。

さらに、彼女達の作品のクオリティーをあげることに対する意識のプライオリティーの強さに、感動させられました。構成や画角に対する阿吽の呼吸は、それが全くのプライベートデートであるかのように、ごく自然に感じさせてくれました。

それは同時に、見ている側が完全なる傍観者となることでもありますが、ハロプロのカプオタ気質、ワイワイしているシーンを見守ることに幸せを感じるのと全く同じような気持ちになれて、ただただ、二人の会話や表情ややりとりなどを、ずっと見ていたいと感じたのでした。

セックスシーンがHなのはもちろんで、それが「いやらしさがない」などとは絶対に言いませんが、わたしはむしろ、ドライブや、水族館や、コンビニへ出かけているときの二人のやりとりを慈しんでいました。

そして、もっとこの二人が一緒に参加している作品が見たいと思うと同時に、二人が他の女優さんと仲良くしているシーンを見たくないとすら思いました。これはもう、完全なるカプオタ幻想です。

実際のところ、枢木あおいさんは、レズ解禁に携わる作品が多いようにも思いますし、憧れの先輩として挙げられることも多いと感じます。あらゆる役柄やシチュエーションに、ごく自然に溶け込んで、しかも絶対の安定感のある女優さんとして、今後もおいかけていきたいと思いました。

はじめに、でこの作品で言及された作品を見る事ができた、と書きました。冒頭のドライブシーンで語られた作品の中から、松本いちかさんの枢木あおいさんによるレズ解禁作品、松本いちかさんが好きな女優さんばかりで撮影した「五秒で決めろ」という作品の二本を、次に紹介したいと思います。

 

松本いちか レズ解禁 姉に恋した私

www.ienergy1.com

発売日:2020-04-23
女優:松本いちか、枢木あおい
収録時間:150分
監督:菊淋
品番:IESP-664
レーベル:IENE

先に紹介した作品の関係性とは全く違います。実はこの作品はまだ最初のターンが終わったところまでしか見ておらず、それはつまり、再婚して新しい姉(同い年設定)となった枢木さんの方から、松本いちかさんに迫っていき、松本さんが枢木さんを好きになった、というところまでです。この次は、おそらく枢木さんが松本さんにせめてもらったりする流れもあると思うので、だんだんと、今の松本さんの感じの片鱗を感じる部分もでてくるのかもしれないと思っています。ただ、最初の紹介した作品のドライブシーンのなかで、「あざとさ」について論考する場面で、松本いちかさんは、計算するタイプだと言っていることから、4年前のこの当時はまだ、あの口調は完成していないのかもしれません。それでもそういう変化を感じられるのは、ファンとしてとてもうれしいことです。二人の関係はここから始まったのか。という感慨がこの作品にはあります。

女子会してるホテルにM男くんが突撃参加! 誰とパコるか5秒で決めろッ 小悪魔4人に一日中犯●れるハーレム中出し女子会

 

 

moodyz.com発売日: 2022-06-21
品番: MIRD217
女優: 枢木あおい, 松本いちか, 百瀬あすか, 倉本すみれ
男優: タラオ
監督:さもあり
メーカー: ムーディーズ
監督: さもあり
レーベル: MOODYZ REAL
収録時間:160分

松本いちかさんと倉本すみれさんは先輩後輩。松本いちかさんと百瀬あすかさんはマブ。そして、枢木あおいさんは、みんなのパイセンであり、ママルギさんであり、いじられ役という役回り。

 この作品は、収録後の四人の女優さんがベッドに俯せに並んで、スタッフからの質問に答えながら、作品の見どころや、それぞれの感想などを語り合うとところから始まります。それがけっこう長めに収録されており、わたしはそれがとてもありがたいと思いました。百瀬さんと倉本さんはおそらく初見でしたが、ノリがイマドキで、松本いちかさんが落ち着いていると感じられるほど。というより、松本さんのそうした面は、枢木さんといるときには現れない面なのだろうと、とても興味深く見ていました。そして、四人でいるときも、ファンのひいき目なのかもしれませんが、枢木さんと松本さんとが二人でひそひそ話しているところや、絡んでいるところがやはり、他の二人と絡むときとは異なる安定感を醸し出していると感じたのでした。

この作品を回していたのは、松本いちかさんで、それをサポートしつつ、緩くなりそうな状況では、枢木さんが前面に出て場を締めていくという、それぞれが、作品に何が必要なのかを瞬時に判断し、共同して動いているところに、感動しました。

そして男優さんはやはり凄いです。この企画ではあくまでも女優が主導権を握らねば、女子会の空気が乱されてしまうと思うのですが、その役割を完璧にこなしていたと思いました。なので、いわゆる「痴女モノ」という感じでもなく、ひたすら明るく楽しいパーティーを、のぞかせてもらっているという気分になりました。

枢木さんとではない松本さんの雰囲気が、この作品でのわたしの最大の収穫だったと思います。カプオタは保守的になりがちですが、他の親しい人との作品もどんどん見ていかなければ、もったいないと感じさせてくれました。

おわりに

ということで、今後も機会があれば彼女達の作品をみて、またこうしたブログに残していくことになると思います。

好みとして、ドキュメンタリー風のものが好きで、さらにいえば、女の子同士が親しくしているところを見ているのが好きなのだということを改めて自覚しました。

男性との絡みは、よくもわるくも画一的に感じてしまいますし、どちらか一方が優位に立ってあれこれするのも、気づまりに感じるようになってきました。むかしから、少年漫画よりも少女漫画のほうがおもしろいと感じていましたし、仲良く過ごしている女性同士を、ただただ見ていられればいい、という奇妙な好みがますます大きくなっていきそうな気もします。

また、彼女達がインタビューを受けたり、質問に答えたりする際の「言語化しようとする真剣さ」がわたしはとても好きで、とても刺激を受けます。

ということで。

追記

枢木あおいさんと松本いちかさんの二度目ましては

kirakira-av.com

これは二人でワゴンを流しながらM男をナンパする、というもの。これが松本いちかさんのレズ解禁の次の作品で、最初の作品の車中で語られていた枢木あおいさんの運転姿が見られます。すでに、二人の関係性が出来上がっていて、ほんとうに馬が合うのだなと思いました。

さらに、

wanz-factory.com

こちらでは、松本いちかさんの一番の親友である永瀬ゆいさんを含めた、ノリがみられて、とてもいいです。枢木あおいさんは、完全にイジられ役ですが、SでもMでも、SなのにM墜ちする表現なども、たいへんに素晴らしい幅をもった女優だと思います。

この流れでもう一本

bibian-av.com

しっかり者の松本いちかさんが、親友 永瀬ゆいさんといるときの、普段と違う感じがとても素敵な作品で、二人の仲の良さが伝わってきました。