望月の蠱惑

enchantMOONに魅了されたので、先人の功績を辿って、自分も月へ到達したい。

カントリー・ガールズさんのこと

はじめに

 久しぶりにモーニング娘。’17さんの記事が書けるかなと思っていました。

6/23 武道館コンサート後の、牧野真莉愛さんのブログの、

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この思いに撃たれたからでした。

自分が生かされてれると思います。
 
今まで・いつも、メンバーに支えてもらっている。
だから、
モーニング娘。の力にならないといけない!
自分がならないといけない!と思う。
 
モーニング娘。の中での、
自分の役割考えます。

  ゲッターズさんに、「今年から売れまくり、21歳からはもう止まらない」(於バースデーイベント2017)と太鼓判をおされた牧野さんが、13期に加賀楓さんを迎えて、ますます成長しているのではないかということと、13期の二人が加わったモーニング娘。'17さんが、ある種の完成形をみせつつあるという期待感を、武道館コンサートの様子をふまえて書き残しておきたいという思いもありました。

が……

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……やはり、カントリー・ガールズさんのことを書きたくなりました。

俄かです。ご寛恕下さい

 私はカントリー・ガールズさんのことを熱心に追いかけていたわけではありません。島村嬉唄さんのことを知らず、稲葉愛香さんの凄さを知ったのも後追いでした。

 それでも、絶えず嗣永さんからの課題に取り組み、自らの性格も変え、場数を踏むことで強いハートを鍛え上げ、カントリー劇場、嗣永劇場と言われるまでに完成された彼女たちのパフォーマンスと、そんなメンバーの成長をみて微笑んでいる嗣永さんが好きでした。

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銘記される嗣永さん

 彼女達の個性をここまで引き出し、武器となる部分を極限まで拡大して、あらゆるシーンで、求められたことを完璧にやり遂げられるまでに鍛え上げた嗣永さんの手腕と、彼女自身の芸能活動に対する姿勢は、後進の手本として受け継がれていくことでしょう。

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最強のインターフェイス

 一方で、嗣永さんは、がんばりすぎたのかもしれない、とも思うのです。

 Berryz工房時代から完成したキャラを発揮し、外仕事もバリバリとこなしていた嗣永さんは、あらゆる現場におけるインタフェースとしてあまりにも万能に機能しすぎていたのかもしれません。それはまさにプレイングマネージャーに相応しい働きではあったのですが、カントリー・ガールズさんは外部的には「劇団嗣永」としてのみ興業ができるグループと認知されてしまったのではないかと感じるのです。

 しかし、それはいけないことではありませんでした。そもそも、これほど強力なインターフェースを備えたグループは空前絶後といっても過言ではありませんでした。

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カントリー・ガールズの只今ラジオ放送中!!(第116回)

欠落によって語られるグループ

 嗣永さんが引退した後、カントリー・ガールスさんは「嗣永さんを失ったグループ」とみられるでしょう。ですが、嗣永さんが鍛えた彼女たちは、与えられた仕事に全力で取り組み、あらゆる現場でモモチイズムを振りまき、爪痕を残していくことができたと思います。残念ながら、そういうマネジメントをする力が、事務所になかったのだということかもしれません。もしくは、あまりにも嗣永さんの色に染まってしまったため、型にはまりすぎ、ここからの発展が見込めないと判断されたのかもしれません。(5人での飛躍を待つ余力が、事務所ないのかもしれませんが、今回新グループを作るなら、新メンバー加入という形式で存続させることだってできたと思ってしまいます)

 PM在籍中に、個人の外仕事を増やすとか、ファン獲得のためのイベントの場をもっと与えてあげられたら、と感じましたが、そういうことができているグループなんてほとんどないのが現実ですね……

不遇なグループ

 今回のカントリー・ガールズさんに対する処遇が、PMの身を削る指導と、そのPMの全身全霊の教えを徹底的に吸収し、とうとう具現化できた彼女達の頑張りにこそあったのだとしたら、なんと不遇なことでしょう。
 「カントリー・ガールズ」の名を冠していなければ、また変わっていたのかもしれないとすら、考えてしまいます。

母艦無き出向

 カントリー・ガールズさんは、3人が他のグループへ移籍しつつ、カントリー・ガールズを兼任するとアナウンスされています。ラジオも続くと、山木さんはブログで言っていました。

 ですが、単独でのコンサートツアーは事実上不可能でしょうし、リリースも配信のみ。ラジオ、リリイベと、ハロコンでのプレミアム感満載のステージなどが主な活動ということになるのかもしれません。

 

硬度10の宝石たち

 嗣永さんの精神をもって、それぞれが移籍したグループで切磋琢磨した結果、お互いが磨り減るのではなく、ますます磨き抜かれて耀きを増していってくれたらいいと思います。

 少なくとも、嗣永さんが磨き上げてきたカントリー・ガールズさんの硬度は、生半可なものではないでしょう。

ハロプロで唯一無二のカラーをもった、グループ

 また、あの小芝居が見られることを期待してやみせん。そこでは、J=Jさんで歌唱力と自信を培った梁川さん、アンジュさんでその天真爛漫さにさらに磨きをかけた船木さん、モーニングさんで新たなキャラに開眼した森戸さんを要する、ニュー「カントリー・ガールズ」が見られるものと信じています。

森戸さんのこと

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 強い心

 モーニング娘。ファンを自称している身としては、森戸知沙希さんが、この大人数のなかでどうやって、立ち位置を獲得していくのかが、気になります。

栃木の鞘師さん

 「カントリー・ガールズ」ではあまり発揮できなかったダンス力を存分に発揮してもらいたいですし、鞘師さんにそっくりな表情や話し方を、たくさんみせてもらいたいです。

さぁてリミッター外すぞ (小田さくら dvd magazine vol.94より)

 「カントリー・ガールズ」という「かわいい」を表現する異能集団にあって森戸さんは、あえて(だと思うのですが)個性を抑えることによってキャラクターを作っていたように感じました。

  鞘師さんには愛すべきポンコツさがありました。モーニング娘。'17に入ったからには、「常識人」では埋もれてしまいます。

 森戸さんの今後に期待します。そして、彼女を得て戦々恐々とする現メンバーの奮起にも期待しています。

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