なぜかLinuxをさわりたくなった。それは、Vine Linuxが開発終了したという知らせを一か月遅れで目にしたためだったかもしれない。
『日系リナックス』という雑誌の付録についていたVine Linuxで、CUIの面倒くささと、楽しさを知った。それが懐かしかった。
使っていないノートパソコン。Fujitsu LIFEBOOK AH550/1ATという、2010年秋のモデルで、5年以上物置に置いてあったものだ。猫にテンキー部分を引っかかれ、ボタンが取れているが、ハード的に壊れたというわけではなかったはずだった。
調べてみると、windowsの機能に、リナックスを使えるようにするものがあるという。
だが、WSLは見当たらない。
なるほど、windows7だからかと、いまさらwindows10に無償アップグレードできないか調べた。
なんとかいうメンバーに登録せず、USBも使わず、手動インストールする方法を試すが、失敗を繰り返す。
調べると、富士通のセキュリティー関係のアプリをアンインストールし(エッセンシャルなど以外のウィルス対策ソフトが邪魔をする)と、biosのUSBレガシーデバイスを無効にするとよいらしい。(ただし、キーボードがUSB接続の場合は、windows起動前にキーボードが使えなくなるので、biosの変更が(そのままでは)できなくなるらしい。が、やってみる。
そして、windows10になった。
だが、WSLはない。その日本語表記版もない。
そもそも32bit版には、ないし、使えないということが分かる。
さて、せっかくwindows10になった、LIFEBOOK。なら、デュアルブートにしてみようかと思う。bios画面をみていると、起動ドライブの先頭がフロッピー、次はHDD、三番目がCD,DVDライブになっていたから、USBレガシーを有効にするついでに(幸い、キーボードは問題なかった)、起動ドライブの先頭をCD,DVDにした。
起動しなくなった。
慌てて、biosを標準設定に戻した。
起動しない。
これにより、晴れてLinux専用機にしようということになった。
ディストリビューション候補を調べる。Redhat系に慣れているので、
にしてみる。
それにしても、linuxもすっかり64bit対応が主流なのだなと、溜息。
Fedora32のisoイメージをDVD-Rに焼くため、10枚で300円くらいのメディアを買ってくる。実に久しぶりだ。
順調にインストールが終了。
Fedora32は、サポートが終了しているとのことで、アップデートなどはできない。ソフトウエアというGUIでさくさくと、おもしろそうなソフトをインストールしていく。vimとかemacsとか、terminatorとか……
ディスプレー沈黙。
再インストール。
駄目。
ディスプレーの問題ならとHDMIケーブルに繋いで、再度起動。
けれどここでディスプレー復活。
「Fedora34にOSアップデートできます」
と、
「Fedora32はサポート終了しているのでOSアップデートはできません」
と
「OSアップデート」
という説明が並んでいる。
「OSアップデート」を押してみる。
フリーズ!
電源切って、再度、電源を入れる。そんなことをただ繰り返す。bios画面より先に進まない。
ならFedora34をインストールしましょう。とDVDを焼く。
getfedora.orgインストール。46%でフリーズ。
二回目。完走した。さあ再起動。
ところが、bios画面すら出てこない。
ナムロックキーが点滅している…… 調べる。
ベストアンサーの方法を少しアレンジして試す。
CLTRと↑と↓を押したまま、電源ON。
メンテナンス起動メニューからbios画面に入り、標準設定にする。
起動する。
よし。次。
よし。次。
ひとまず、終了。
次の休みには、いろいろアップデートしてみたり、CUI環境を整えてみたりしよう。
と、この三日間の出来事でした。