- 言葉にする迄が半分。それを排泄するまでがあと半分
- 自由は他人の鼻が始まるところで終わる(角川ポケットジョーク集)
- 家を捨てよ、親を捨てよ、夫を捨てよ、自尊心を捨てよ、禁忌を捨てよ
- 忘れることは無意識の回避であり、余剰は欠落の自覚である
- 闇の中には全てがある。光にあるところでは、全てが囲まれている
- 永久反復無制限。疲労こそが記憶だった
- 善悪の二元論。モラルの地平での誤謬が全ての悪しき物を産んだ
- 時計を外す。理性を外す。禁忌を外す。そして下着を外して快楽を得る
- 楽しみより悲しみ。余剰よりも欠落。平安よりも闘争。表現よりも沈黙
- 甲殻類的人間。花粉、紫外線、害虫、ハウスダスト、車、他人
- 触るものをみな、金に変える能力を身に着けた王は、自らの首を掴んだ
- 長い空白の記憶はタイトルだけの容積しか存在しなかった
- 覗きは神の視座。不在の存在。冷静な観察に逆上した性器の分断
- 避ける人間は避けられる人間である
- 逃避としてのフェティシズム。本質としてのフェティシズム
- 現実を直視し、軽視し、無視せよ
- 思想はウィルスのように増殖する
- 蒸気と歯車で理解したものを、電気とICとで解釈しなおす
- する前に弁解を考えると、行動は変質してしまう
- 独りの欠席は出席と同じ。独りの出席は欠席と同じ
- 身近を体験するには原始的手段によるしかない
- 時代とは、経験とは、自分とは 過去のことである
- 本当の自分を晒して生きていくのは下品だ
- 未来に備えるため現在を空疎にするのはナンセンスである
- 無限の世界を体験するために眠る
- 家具を備え部屋を住みよくするには、家の建て替え時期が迫りすぎている
- 朝の不愉快さは限定された肉体の不快感である
- 暇とは魂の尊厳に関わる問題である
- 結果と過程の双方に満足することは不可能だ
- 目的と方法と手段に、正しい順番はなく、正しい区分もない
- 自分を貫く信念とは、方法を一つしか知らない無知蒙昧さである
- 未成熟であることと、無邪気であることとは違う
- 将来に目盛りがついた時から、身体も重くなる
- したいようにさせることがしたいことなのだとしたら、捨てられるべき
- 神ですら偏在する。幸せも悲しみも、金銭のように偏在している
- 総体としてのエントロピーは減少していく
- 理解する脳。想像する脳。消費する脳。消耗する脳。
- 個人的内乱。限られた革命。亡命の可能性。
- 外を変えて内に浸透させるか、内を変えて外を変革するか
- 変身は変態でなければならない
- 夢枕に立ったアイドル。覗き込まれる快感
- 名前健忘症。しぐさ、表情、状況。名前だけは再生できない
- 暖かさよりも冷たさを。共感よりも反感を。親しみよりも憎しみを
- いかにして生きるか。いかにして死すか。思い通りになるのはどちら?
- 確率と順列。数学的時間には涙の入り込む余地は無かった
- 復活は難しい。本人にとってではなく、周囲の者にとって
- 想像する。夫を裏切る妻の罪悪感を解消すること
- 信じる。明日よりはマシだ
- 悲しむ動物、思い出す動物、空想する動物、全てを喰らう動物
- 満ち足りることには鈍感であり、欠乏には敏感であること