望月の蠱惑

enchantMOONに魅了されたので、先人の功績を辿って、自分も月へ到達したい。

知識は去勢ではない ―トペで飛べ

意味 世界は意味で溢れている。(谷川俊太郎さんは、意味と無意味との間には「意味ありげ」がある。とおっしゃていた。だが、「意味ありげ」とは、なんとも下品な在り方だと私は思う) 意味の構造 意味は「表現」されねば顕在化しない。「意味」は必ず別の「…

聖母マグダラの摩利支天LOVEりんですっ! ―牧野真莉愛さんの単純さ

はじめに 以下の内容とブログタイトルが合ってないぞ? はい。はじめはタイトルのような三題噺になる予定だったんです。でも、書き始めたら違っちゃいまりあ。ぺこりんこ。ブログの最後にこの三題噺の骨子だけでも残しちゃおうかな、なんてと思ってます。日…

虚子のメハニカ ―写生・存門・挨拶

はじめに 正岡子規さんから高浜虚子さんという大道。写生という原理主義から、より過激な花鳥諷詠という保守革新(ここには「美学」の問題がありますが、今回、美学については保留いたしました)。いずれも、主観から客観へ至るメソッドであった。 ここでの…

アナーキズムなんていらない

はじめに 9月の中ごろに書き始め、下書きに放り込んであったブログがある。 『負債論』を読み終え、作者と訳者の著作に興味をおぼえ一通り読んでみようかと思っていた頃だ。 『負債論』についての最初のブログ mochizuki.hatenablog.jp 上記ブログの最後には…

ジオングの脚 ―『この人を見よ』

後藤明生さん 幻戯書房 2012年初版 はじめに 先日図書館で借り出して、昨日読み終えた。後藤明生さんの未完の小説である。未完であるがゆえに、いつ読み終えてもよく、いつ読み終えてもよい、ということはどこから読んでもよいという、誠に、気楽にページを…

枕頭の自在張型は球体関節の夢を見ない

お断り 今回のブログでは、江戸あたりの「性具」に関するセクソロジー的妄想を取扱います。性の嗜みという意味で、R15にいたします。(図版等は全くエロくないです)

工藤先輩 ―引っかかり 2

はじめに 私には、工藤遥さんが分らない。以前ブログにそう書いた。 mochizuki.hatenablog.jp 工藤さん参加のラストトリプルA面シングルが発売となり、卒業にむけての ツアーもスタートした今、さまざまなメディアが彼女の卒業をとりあげている。 前回のブ…

戦前の思考 -国家と国家間のこと(+銃のこと)

はじめに bookclub.kodansha.co.jp いま再び、資本主義経済 VS 社会主義経済 そこに歪められた イスラム社会が絡む三つ巴の構図があからさまになり、むしろ、朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国がその緩衝点として浮上しています。 mochizuki.hatenablog.jp ザ…

何をくれるの? ―千日回峰行達成のニュース

はじめに ニュースでやっていて、こういう映像が流れていて…… www.youtube.com で、こういうものがあると聞いて…… www.hieizan.or.jp 何だこれ? と思った。 千日回峰行 千日回峰行は、平安時代、延暦寺の相應和尚(831年~918年、一説に~908年)により開創…

高校生らしさとは -青春舞台2017

はじめに 実に久しぶりに「青春舞台」のテレビ放送を見た。やはりよかった。 野球と高校野球とが違うように、商業演劇と高校演劇とは違う。 そして、いかなる「高校○○」よりも、より「今、ここで、高校生であるということ」と向きあわねばならない高校演劇の…

戦争と体罰 支配のダブルスタンダード

注意:以下の話にはひじょうに不謹慎な文言が含まれております。とくに北朝鮮関連をチャカすことが許せない方は、お読みにならないで下さい。 はじめに Jアラートてぇやな音だねぇ。寝覚めがわりぃや。かかぁ。麦酒一杯もってきてくんな。肴はね、え? うで…

真・K-1 ―多様性が犠牲としたもの(ショートブログ)

はじめに 多様化、多様性。それを実現することの困難は、ローカルルールにある。 K-1黎明期 大興奮したものだ。空手、ムエタイ、拳法、喧嘩、相撲、レスリング、柔道、あらゆるジャンルから立ち技最強を証明するためにリングに上がるファイター達。見たこ…

解放は救いではない理由 ―稲場愛香さん復帰

ameblo.jp はじめに 復帰告知と本人のあいさつ文 20170908 いつもハロー!プロジェクトを応援していただきありがとうございます。 現在活動をお休みしている稲場愛香ですが、 活動を再開させていただきます。 幼い頃から患っていた喘息(ぜんそく)の症状が顕…

LA LA LAND への失望 ―『草枕』になれず悪い意味で『それから』だった件…

はじめに 以下の感想は、私の勝手な思い込みで妄想していた『ラ・ラ・ランド」が、実際の映画と大きく食い違っていたことによる、100%個人的な不満ぶっつけブログです。 あまりにも違っていたものですから、後追いで、この映画の正当なレビューを検索し、…

負債論を読む (完) 奴隷と売春者

はじめに この記事は下記『負債論』を読んだ続きだ。だが、ブログそのものは続きではない。そして『負債論』についてのまとめでもない。 mochizuki.hatenablog.jp まとめ 筆者は『負債論』を資本主義社会の害悪を浮き彫りにし、現体制を転覆させる地ならしと…

横断する想像力 ―短絡と迂回における滝沢カレンさん(という誤読)

はじめに 滝沢カレンさんの言語駆使能力に嫉妬する。 滝沢カレンさんの「日本語の独特な用法」に着目したブログは枚挙に暇がない。私がそこに屋上屋を架けるようなまねをする必要はないのだが、このブログ上に、滝沢カレンさんの名前を刻んでおきたいという…

カミーユ、コブラと浦飯、加藤との違い

はじめに いつも「ニュータイプ」のことを考えている。 今日は、アムロ・レイとカミーユ・ビダン両者のニュータイプ表現の違いが気にかかった。そこから、意識、認識、心、念、霊力、超能力、呪術、などが意識を流れていって、「媒介」という論点に至った。…

ヒロシです。そしてレギュラーさんとコウメ太夫さん

はじめに 先日、ネタ番組を見た。東野幸治さん司会、隣に叶姉妹。オープニングがたむけんの出落ちスベリ、というコテコテなものだが、そのあたりはどうでもいい。ネタが見たいからネタ番組を見るのであって、勝敗とかお笑い好き芸能人の感想とかは飛ばす。 …

負債論 を読む 1 第5章あたりまで

はじめに 資本主義社会に暮らす息苦しさは、全てを貨幣価値で測ることができる点と、賃労働の義務を課せられている点の二つにある。 その根源的には、この宇宙という閉鎖環境における資本主義経済とは、緩やかな自殺以外のなにものでもないという点に起因す…

裏のない世界 ―龍の断面

はじめに ずっと、「裏」のことを考えていた。 「裏」は「裏ー表」の「裏」である限り、結局は表層に露呈しており、「表」と何らかわりがないのではないか。この世界のアクセス可能な面はすべて表であり、表裏とは相対的、まさに「陰日向」の違いのみである…

みんしゅかみんしゅかって蝉じゃねぇ~んだから

師匠が悪い 猫も杓子も民主化といえば正義という顔をなさいますけれど… いきつくところは、うまくいってもアメリカ合衆国ではありますまいか。 言論の自由ですとか、いろいろな考え方を許しますとか、多様な文化が並び立つ社会を実現しましょうなどとおっし…

知識を破らずんば知識を得ず ―蒟蒻問答の敗者

はじめに 蒟蒻問答について ひじょうに印象深い落語。様々なところで採り上げられています。 こちらのブログではとても丁寧に分りやすく紹介なさっていますので、よく知らない方はまずはこちらをご参照ください。 senjiyose.cocolog-nifty.com 大根問答につ…

主体なき意思決定の現場

ある日の夕方 会社の休憩室に休憩時間になった方や退勤時間を迎えた方が集まってきたらしい。上司やそこにいない同僚への愚痴、夕方の特売品、今夜の献立についてなどを口々に話しながら大きな荷物をテーブルに載せる音とともに「あら大丈夫?」という声があ…

カントリー・ガールズさんのこと

はじめに 久しぶりにモーニング娘。’17さんの記事が書けるかなと思っていました。 6/23 武道館コンサート後の、牧野真莉愛さんのブログの、 ameblo.jp この思いに撃たれたからでした。 モーニング娘。'17の牧野真莉愛だから、 自分が生かされてれると思います…

『中動態の世界』 から得たこと ―自由意思という束縛

はじめに とてもおもしろかった。スピノザさんを読むのに役立った。『探求Ⅱ』(柄谷行人さん)を読み返したくなった。 以下にこの読書で得られたテーマを羅列する。将来の(ブログの)肥やしのために。 ※今回のブログは、引用符外にも、この本から借りてきた…

ぼんやりとした不安の原因「試論」 -能動的自我の齟齬

はじめからエクスキューズ 中動態の本、まだ半ばです。読み進めたらこのブログ内容もupdateしなければならなくなる予感はありますが、芥川さんや、啄木さんや漱石さんやなんかが取り付かれていた「ぼんやりとした不安」の原因について「試論」として書いてみ…

因果応報 #法と情01

因果 原因とは、ある結果に至るまでに関係した膨大な事実を、偏向的に編集した結果である。 因果の効能 結果には原因があるという見方が広く受け入れられている理由は、 理論的整合性は、存在をカオスの恐怖から救い出してくれると感じられるから。 未来の不…

フィロソィア・ヤポニカ 1 p.81

はじめに しばらく前からこの本を読んでいます。中沢新一さんの著作としてはかなり硬質な文体で、読み進めるのに苦労しています。 しかし、とにかく、読んでいて興奮を禁じ得ない本なので、読書メモとして気が付いたことを書き留めて、読書の指針としようと…

The layered suit ―禅と密教

The full-metal jacket 五感と仮説 五感のいくつか、または全てを総合した現象を「体験」とよび、その体験を統合したときに現われるものが「世界」である。 「世界」は自明ではなく、仮説の検証によって見出された事実である。 文化と教育 様々な仮説が採用…

re-play ―物語としての道重さゆみさん 2

再生という奇跡 道重さゆみさんが、休養を終えて、とうとう再生なさいました。 ABOUT モーニング娘。卒業から、およそ2年4ヶ月。 道重さゆみが「再生」します。 その舞台は丸の内COTTON CLUB。 期間中「COTTON CLUB」が「劇場」に生まれ変わります。 「コン…